ペットと暮らす楽しさは格別ですが、家の中で飼うとどうしても壁や床に傷がついてしまうことがあります。
特に賃貸住宅に住んでいる方は、退去時の原状回復費用が気になるところです。実は、ペットによる傷で高額請求されるケースも少なくありません。
また、軽度な傷なら自分で修復できる方法もあります。そこで本記事では、ペットによる傷の対処法や原状回復費用の内訳、そして自分でできる簡単な修復方法をご紹介します。
【賃貸】ペットによる壁の傷で高額請求されるパターン
ペットを飼ってた部屋の壁紙の傷や汚れ、染みついた匂い、柱の傷なんかは普通の使い方で起こるものではありません。
つまり、これらの修理費用は入居者さんが払うのが妥当と国土交通省が判断しています。
壁やドアで爪とぎしてしまった
こういう場合は床を張り替えたり、ドアを直したりしなきゃいけません。
ペットのおしっこで壁にシミができたり臭いがついちゃったら、壁の張り替えが必要になることもあります。一か所だけならそんなに高くないかもしれませんが、あちこち直さなきゃいけないと結構な額が請求されるでしょう。
壁に深い傷や大きな穴を開けてしまった
壁紙の軽い汚れならクリーニングで何とかなるかもしれません。
壁紙が破れちゃったら張り替えで対応できることもあります。でも、壁に深い傷をつけちゃったり大きな穴を開けちゃったりすると、壁紙の下の板まで取り換えないといけなくなるんです。そうなると、修理代がぐっと高くなっちゃいます。
部屋全体にペットの臭いがしみついちゃった
ペットの世話やトイレの掃除をちゃんとしないと、部屋中にペットのうんちやおしっこの臭いがしみついちゃうことがあります。
普通のお掃除じゃこの臭いを取るのは難しくて、壁や天井の壁紙を張り替えないといけなくなります。ひどい場合は床も張り替えることになるかもしれません。
部屋全体の壁紙と床を張り替えるとなると工事代も高くなって、入居者さんへの請求額も高くなってしまいます。
ペットが壁紙を傷つけた時の修理方法
修理方法 | 適した状況 |
---|---|
ジョイントコークAを使用 | 壁紙の一部が壊れた場合 |
補修パテを使用 | 小さなへこみや傷 |
壁紙貼り替え | 壁紙が広い範囲で破れた場合、または大きな穴 |
ペットが壁紙に軽い傷をつけちゃった時は、上記のような方法で自分で直せることもあります。
便利なアイテムを使えば簡単にできるので、ちょっとした破れや引っかき傷があったら試してみてください。
ジョイントコークAで壁紙をくっつける
ジョイントコークAは、壊れた部分にきれいな壁紙を貼り付けるのに使います。チューブに入ってるから手が汚れにくいのがいいですね。自分の家の壁に近い色を選べるのもポイントです。白や薄いベージュ系の色が使いやすいですよ。
補修パテで直す
へこんじゃった部分を埋めるのに使います。小さな範囲ならペン型のパテで埋める方法もあるんですが、ペットの傷だとちょっと難しいかもしれません。
大きな穴ができちゃってる場合は、プロの業者さんに頼むのがおすすめです。
壁紙貼り替え
壁紙が広い範囲で破れちゃってるなら、直すのは難しいので壁紙を貼り替えるしかないんです。自分で壁紙を張り替えたい人は、裏にシールがついた壁紙を使うのがおすすめです。
小さな穴や破れくらいなら、ホームセンターで売ってる道具を使って自分で直せます。でも、穴や傷が広い範囲にわたる場合は、壁紙を全部張り替えるのがおすすめです。
ペットが傷つけた賃貸の壁を修理可能な業者一覧
賃貸で必ず必要になってくる「原状回復」の要件を満たすことができる修理業者を紹介します。
まとめ
ペットとの生活は楽しいものですが、家の傷みには注意が必要です。特に賃貸住宅では、退去時の原状回復費用が高額になる可能性があります。壁紙の破れ、床の傷、染み付いた臭いなどは通常の使用とは見なされず、修繕費用は入居者負担となることが多いです。
でも、軽度な傷なら自分で直せる方法もあります。ジョイントコークや補修パテを使った簡単な修復や、壁紙の張り替えなど、DIYで対応できることもあるんですよ。ただし、大きな傷や広範囲の損傷の場合は、専門家に相談するのが賢明です。
日頃からペットの管理をしっかり行い、できるだけ傷をつけないよう気をつけることが大切です。もし傷がついてしまっても、早めの対応で被害を最小限に抑えられるでしょう。
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