賃貸だと、壁に穴を開けたり大きな改修ができないため、DIYは無理だと思っている人も多いはずです。しかし、賃貸でも気軽に楽しめる、センスあふれるDIYプロジェクトはたくさんあります!
本記事では、初心者から上級者まで楽しめる、賃貸OKの棚やフックの付け方、床や壁のアレンジ術、家具のリメイク方法まで、色々なアイデアを提案します。
部屋の雰囲気を変えたい、もっと自分らしい空間を作りたいと思っている方はぜひ最後まで記事をご覧ください。
賃貸DIYで気を付けるべきポイント
賃貸でDIYするときは、いくつか注意点があります。特に「原状回復」の義務は忘れずにしましょう。
退去するときには、部屋を入居前の状態に戻さないといけません。トラブルを避けるためにも、国土交通省や東京都のガイドラインに沿って行動しましょう。
チェックポイント
原状回復できるかどうかが、判断基準です。
可能な範囲 | 避けたほうが良い |
---|---|
画鋲や石膏ボード用フック、ホッチキスで飾り付け(小さな穴なら、原状回復が簡単) | 大きな穴や損傷が出るDIY(原状回復が難しくなる) |
貼ってはがせる壁紙(簡単にはがせて、壁のダメージを最小限に) | 色やデザインが元に戻せないDIY(退去時のコストが高くなるかも) |
大規模な改造を検討しているときは、必ずオーナーや管理会社に相談して、許可をもらいましょう。追加の費用が発生する前に確認が必要です。
安心してDIYを楽しむコツ
- 全てが原状回復可能かどうか、よく確認する
- 契約書を確認して、原状回復のガイドラインを事前にチェック
- DIYを始める前に、改善の範囲、必要な材料、作業時間などをしっかり計画
適切な準備と事前確認をすれば、ルールの範囲内で、自分らしい住空間を作り出します。
賃貸の壁をDIYする際の注意点
壁をDIYするときは、こんな点に気をつけましょう。
キッチン
キッチンでは、コンロ周りの安全対策が特に大事。建築基準法で、キッチンの壁や天井は燃えにくい素材を使うことが義務付けられているんです。違反すると、大きなリスクになります。
また、キッチンのDIYでは、棚などの耐荷重や耐震性にも注意が必要です。
耐震性
壁に棚を付けるときは、耐荷重の範囲内で使いましょう。特に、片持ち棚受けパーツなど、耐荷重が限られているものは要注意です。
地震で棚が倒れてケガをしないように、しっかり壁に固定するなどの耐震対策も忘れずにしましょう。
騒音
賃貸でDIYするときは、一軒家と違って、「音」の問題に気をつけないといけません。
例えば、棚を作るために木材を自宅で切ると、大きな音が出て、近所迷惑になるかもしれません。作業中に床や壁を傷つけるリスクもあるので、十分考えてからやりましょう。
初心者でもできる壁面賃貸DIY
DIY初心者でも簡単にできる方法を紹介します。
はがせる壁紙
「はがせる壁紙」を使えば、簡単に部屋の雰囲気を変えられます。ネットショップやインテリアショップ、100円ショップでも売っているこの壁紙は、壁にダメージを残さず、気軽にデザインを楽しめます。
全面に貼るのが不安なら、壁の一部に柄物の壁紙を試してみるのがおすすめです。これだけでも、部屋の印象はガラッと変わりますよ。
キッチンやバスルームなどには、「DIYタイル」と呼ばれる、貼ってはがせる本物のタイルを使うのが理想的です。色々な色や形から選ぶ楽しみもあります。
フックを設定する
壁に傷をつけずに使えるフックや棚の付け方も紹介します。ピンやホッチキスを使った商品や、無印良品の「壁に付けられる家具」シリーズを使えば、部屋を効果的にアレンジして、収納スペースを増やせます。
賃貸用のフックや棚なら、壁に大きな穴を開けずに設置できるので安心。退去時の原状回復義務を守りながら、部屋を自分好みにカスタマイズできます。
設置アイデア | 解説 |
---|---|
壁掛けフック | カバンやアクセサリー、キッチン用品などを掛けて、実用性とオシャレさを両立 |
壁掛け棚 | 本や小物、飾り物を置く棚を付けて、部屋の収納力アップ。ディスプレイにも |
長押の利用 | 絵や写真を飾る長押を壁に取り付けて、部屋に個性をプラス |
壁掛けミラー | 空間を広く見せる壁掛けミラーで、機能性とデザイン性を向上 |
家具リメイク
部屋の雰囲気がバラバラに感じるなら、家具が原因かもしれません。
手持ちの家具に色を塗ったり、ワックスをかけたりするだけで、部屋全体の印象は大きく変わります。素材感を変えれば、もっと個性的な空間になります。
リメイクするときは、下地の処理や塗装方法、保護コートなどをしっかり確認してから始めましょう。ちょっと手を加えるだけで、オリジナルの家具が完成。理想の空間を実現する楽しさを味わえます。
経験者におすすめの壁紙賃貸DIY
慣れてきたら、床のアレンジや細部の変更にも挑戦してみては?賃貸でも簡単にできる方法で、部屋の雰囲気はガラリと変わります。
床のカスタマイズ
フロアタイルやクッションフロアがおすすめです。「置くだけ」で設置できるから、床のイメージチェンジに最適でしょう。ヘリンボーン柄やコンクリート風など、色々なデザインから選べて、部屋の印象を大きく変えられます。
賃貸でも原状回復できる商品なら、安心してDIYが楽しめることが特徴です。
幅広のマスキングテープを使えば、キッチンの壁や巾木、クローゼットのドアなどの色やデザインも変更可能です。
剥がせるから、気軽にイメチェンできますよ。マスキングテープの上から板やシートを貼れば、もっと本格的なリメイクも可能です。
原状回復方法
床に限らず、賃貸DIYで大事なのは「原状回復できるか」ということです。剥がせるシートでも、壁や床の種類によっては、剥がすときに表面が傷つく可能性もゼロではありません。
そこで、renovyなら原状回復可能なリノベーションを請け負っています。プロに任せれば、キレイにDIYできるうえ、退去費用が高額になる心配もありません。興味のある方は、下記からご連絡ください。
DIYのポイント
ポイント | 解説 |
---|---|
デザイン | 部屋全体の雰囲気に合わせて、フロアタイルやマスキングテープのデザインを選ぶ |
正確な測定 | 床や壁のサイズを正確に測って、必要な材料の量を計算してから買う。無駄なく効率的に |
清掃 | フロアタイルやクッションフロアを敷く前、マスキングテープを貼る前は、表面をキレイにする |
賃貸でも、工夫次第で色々なカスタマイズができます。
床の模様替えや、細かい部分のデザイン変更に挑戦して、自分だけの特別な空間を作ってみてください。
まとめ
壁に傷をつけずに棚やフックを付ける方法から、床や壁のアレンジ、家具のリメイクまで、部屋を自分らしくするためのヒントをまとめました。これを機に、賃貸に住む人もDIYで理想の部屋作りを実現してほしいと思います。
大事なのは、アイデアを出して、自分のスペースを最大限に活用することです。
ルールを守りながら、自分らしさを表現できる住まいづくりのヒントに本記事がなれば幸いです。
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