「賃貸だから、床は諦めるしかない」
そう思っている人が、たぶんいちばん多い。
でも実際に確認すべきなのは、たった3つのことだけです。
借りている部屋でも、床は変えられる場合があります。条件を満たせば、の話です。
賃貸で床を変えられるかどうかは、①賃貸借契約書の原状回復条項、②マンションの管理規約、③貸主・管理会社の許可、の3つで決まります。
そして施工側で満たすべき条件は一つです。既存の床を傷めず、退去時に撤去できること。接着剤で固めてしまえば、その時点で選択肢は失われます。
この記事では、確認の手順、施工方法ごとの違い、そして退去時に揉めないためのチェックリストをまとめます。
床材を選ぶより先です。ここを飛ばすと、気に入った床が見つかってから話が止まります。
誤解されがちですが、原状回復は「入居時とまったく同じ、新品の状態に戻すこと」を必ずしも意味しません。
国土交通省が公表している「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では、経年変化や通常の使用による損耗(通常損耗)は貸主の負担、借主が負担するのは故意・過失や善管注意義務違反による損傷、という考え方が示されています。
ただし、これはあくまでガイドラインです。実際の契約に特約が定められている場合、その内容が適用されることがあります。だからこそ、最初に読むべきは契約書なのです。
※ここに記載した内容は一般的な考え方であり、個別の契約における判断を保証するものではありません。最終的な可否は、契約内容と貸主の判断によります。
「賃貸でも床を変えられる」という言葉は、実は複数の方法をまとめて指しています。手軽さと仕上がりは、方法によってはっきり違います。
| 方法 | 既存の床への影響 | 仕上がり | 向いている場面 |
|---|---|---|---|
| ラグ・マットを敷く | なし | 部分的。床全体の印象は変わらない | とりあえず今すぐ、費用をかけずに |
| 置くだけの床材 | ほぼなし | ずれ・隙間・端部の納まりが課題になりやすい | 四角い小部屋。自分で作業したい場合 |
| 吸着・薄型タイプの専門施工 | 既存床を傷めない方法を選べる | 部屋の形に合わせて加工でき、精度が高い | 賃貸で、仕上がりにこだわりたい場合 |
| 接着剤による固定施工 | 既存床に接着剤が残る | 最も安定するが、撤去は困難 | 持ち家・自己所有物件 |
※実際の可否と仕上がりは、既存床の材質・状態、部屋の形状、使用する製品によって異なります。
差が出るのは、部屋の隅です。部屋は完全な長方形ではありません。柱の出っ張り、扉の枠、収納の下、巾木との取り合い。置くだけの床材はこうした場所で切り欠きが必要になり、そこが粗く見えます。
さらに、時間が経つと動きます。ずれて生まれた数ミリの隙間に、ホコリが入る。その一本の線が、部屋全体の印象を「仮のもの」にしてしまう。専門施工との差は、初日ではなく1年後に出ます。
上から重ねる方法でも、下の状態は仕上がりに出ます。既存のフローリングに大きな反りやきしみがあれば、その上に敷いた床にも影響します。湿気の多い部屋、床暖房のある部屋も、事前の確認が必要です。
施工を依頼する前に、この5つを確認してください。すべて「はい」なら、退去時に揉める可能性はかなり下がります。
renovyは、賃貸住宅でも退去時の原状回復を前提として、床や壁紙を変える方法を提案しています。既存の床の上に、傷めない方法で施工する。だから、借りている部屋でも、自分の部屋にできます。
物件ごとに条件は違います。既存床の材質、管理規約、契約内容。そこを確認したうえで、素材選びから施工、そのあとのご相談まで対応します。「この物件でできるかどうか」からご相談いただけます。
契約書の内容、既存床の状態、管理規約。条件をうかがったうえで、できる方法とできない方法をはっきりお伝えします。まだ入居前でもご相談いただけます。
お問い合わせ→ご相談・お見積りは無料です。