賃貸物件の内見は無料!チェックリストや持ち物/確認事項を解説!

内見チェックリスト

物件を探している時に、内見は本当に大切です。写真や間取り図だけじゃ、実際の部屋の様子や周りの環境ってわかりません。しかし、内見を上手く進めるには、ちゃんと準備しないとダメです。

そこで本記事では、内見チェックリスト作成しました。

本リストに沿って見落としがちなところやチェックすべきポイントを全部紹介します。これを参考にすれば、あなたの物件探しはきっとスムーズに進むはずです!

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目次

賃貸物件の内見とは

フレンチカントリーな部屋

「内見」とは、家やマンションなどの不動産物件を実際に見に行くことです。関西地方では、「内覧」という言葉が同じ意味で使われることもあります。

最近は、インターネットで物件の情報をたくさん集められるようになりました。しかし、気になる物件は実際に内見してみるのが一番です。そうすれば、そこで暮らすイメージがわいてきますし、部屋の良し悪しもハッキリわかります。

内見は無料

初めての引っ越しで不安な人もいるかもしれませんが、内見するだけならお金はかかりません。不動産屋さんもそのつもりで案内してくれるから、遠慮なくいろんな物件を見に行きましょう。

不動産屋さんへの報酬は、契約が成立した時に初めて発生します。それまでは、家探しのお手伝いをただでしてもらっているようなものです。だから、契約する時は、そのお礼もこめてキチンと仲介手数料を払いましょう。

複数の不動産屋を使って家探ししていると、結局1社も契約せずに終わっちゃうこともあります。しかし、そういうことは不動産屋さんも想定済みのため、気にしなくて大丈夫です。最後まではっきり意思表示すれば大丈夫です。

契約の必要はない

家探しの時は、1日に何件も内見して回ります。しかし、内見したからって必ず契約しないといけないわけじゃありません。急いでなければ、何ヶ月もかけてじっくり探す人もいるくらいです。

納得のいく物件が見つかるまで、頑張って探しましょう。ただし、2月や3月は進学や就職のシーズンで不動産屋さんも忙しいので、いい物件はあっという間に決まっちゃいます。

内見の流れ

それじゃあ、実際に内見するまでの流れを説明していきますね。

STEP

予約(不動産屋に連絡)

今は、まずインターネットで物件を探すのが主流でしょう。気になる物件が見つかったら、ネットからそのまま予約するのも手ですし、電話で連絡するのもアリです。

ただ、人気物件で競争が激しそうな雰囲気だった場合、即座に電話することをオススメします。ネットやメールだと、不動産屋さんが予約に気づくまでタイムラグがあるんです。

その間に、他の人が契約までいっちゃう可能性も考えられます。

STEP

内見対象の物件を絞る

1日にたくさんの物件を見て回るのも悪くないけど、1件1件の印象が薄くなっちゃいます。疲れて正しい判断ができなくなることだってあり得ます。

だから、1日の内見は3件ほどに絞るのがベターですよ。ネットで自分で選ぶのも良いし、不動産屋さんにオススメを出してもらうのも手です。

STEP

エリア周辺環境をリサーチ

気に入った物件が見つかったら、内見の前に周りの様子を確かめておくのがオススメです。駅周辺を歩いたり、Googleマップやストリートビューを使ったりして、下調べしておくと良いでしょう。

事前に調べておけば、実際に内見した時に具体的な生活がイメージしやすくなります。

集合場所と移動方法

現地であることが多いです。また、移動に関しては、基本的に不動産屋さんの車に乗せてもらいます。複数の物件を回る時は、遠慮なく同乗させてもらいましょう。

しかし、最近では周辺環境のキャッチアップも兼ねてあえて電車と徒歩で内見される不動産屋も多いそうです。

賃貸物件の内見に必要な持ち物

基本的にはスマホとカメラさえあれば問題ありません。水やタオルといったつかれた時や汚れたときに対応できるものを持っていくとより便利でしょう。

持ち物用途・特徴
スマホ・カメラ内見時に物件の写真や動画を撮影するために必要
水・タオル内見時に疲れた時や汚れた時に対応するために便利
コンパス日当たりを確認するために使用
水平器建物が傾いていないかを確認するために使用
メジャー部屋の寸法を測るために使用

カメラ

内見するほとんどの物件は撮影OKだから、どんどん写真を撮っちゃいましょう。

スマホなら、あとから拡大して細部までチェックできるので、部屋全体が写るようにパシャリと撮るのがコツです。写真を撮るのが面倒くさい人は、動画で一通り撮影するだけでも十分。あとからゆっくり見返せるから便利です。

コンパス(方位磁石)

コンパスは、日当たりをチェックする時に超便利。例えば南向きの窓からの陽射しはどんな感じかを確かめることができます。

また、水平器もあると便利です。建物が傾いてないかを確かめるのに使えます。iPhoneには最初からコンパスと水平器が入ってるから、ぜひ活用してみてください。

メジャー(3m以上の長いタイプ)

メジャーも不動産屋さんが用意してくれることがあるけど、自分で持っていくのが無難。3mより長いものだと使い勝手が良いですよ。

最近はスマホの計測アプリもあるから、自分に合ったものを使いましょう。

内見時の室内チェックポイント

賃貸DIYの教科書 挿入画像

それじゃあ、内見でチェックすべきポイントを解説していきます。部屋の広さや綺麗さはもちろん大事ですが、それ以外にも見逃せないポイントがたくさんあるんです。

スクロールできます
チェックポイント説明
搬入経路になるドアのサイズ家具を搬入できるサイズのドアかどうか
日当たりの良さ(南向き)特に洗濯物を外で干す場合
自炊できるキッチンスペース自炊に適しているか
家具の設置スペース現在使用しているベッドや本棚の採寸と適合
コンセントの位置家具のレイアウトに問題がないか
水回りの清潔さ去の修理履歴についても不動産屋に質問。
シャワーの水圧弱すぎる可能性アリ。
スマホor携帯の電波周囲の建物の影響も考慮
生活音の漏れ壁を叩いたり、耳を当てたりして音漏れをチェック
湿気のたまりやすさ排気口や壁紙、窓枠のカビや雨漏りの跡を確認

搬入経路になるドアのサイズ

家具を搬入できるサイズのドアかどうかチェックしましょう。

建物の廊下や階段・エレベーターが狭いと、搬入が大変なことも。クレーンで2階から搬入なんてことになると、引っ越し費用がハネ上がるから気を付けてください。

日当たりの良さ(南向き)

部屋の日当たりは、生活リズムを整える上でめちゃくちゃ大切です。

特に洗濯物を外で干したい人は要チェックです。また、梅雨の時期のことも考えて、浴室乾燥機とかがあるかどうかも確認しておきましょう。

自炊できるキッチンスペース

自炊する予定の人は、キッチンのスペースが十分あるか確かめましょう。

特に一人暮らし用の1Kや1Rの賃貸は、コンロ1つだけで調理スペースがほとんどないことが多いから注意が必要です。

家具の設置スペース

家具を置けるだけのスペースがあるかチェックしましょう。

特に今使ってるベッドや本棚をそのまま使いたい人は、ちゃんと採寸して確認してください。

コンセントの位置

コンセントなどの位置によっては、家具のレイアウトの邪魔になっちゃうこともあります。

特にベッドや棚みたいに動かしづらいものを置きたい場所と被ってないか、延長コードでカバーできるかとか検討してみてください。

水回りの清潔さ

キッチンのシンクやトイレ、お風呂の排水口などに大きなキズや汚れがないか確認してください。

また、見るからに古いものは壊れやすいから、過去に壊れたり修理したりした経緯があるか聞いておくのが賢明です。

シャワーの水圧

引っ越した後に意外と不満が溜まりやすいのが、シャワーの水圧です。

シャワーヘッドを数千円で買い替えれば解決することもあるけど、事前にチェックしておくに越したことはないです。

水圧は軽視されがちですが、実際に私もシャワーヘッドの相性によって水圧が変わるケースを体験しました。節水シャワーヘッド等を使われる方は特にご確認ください。

スマホor携帯の電波

スマホや携帯の電波がしっかり入るか確認するのも大事です。

特に周りが高い建物だらけだと注意が必要でしょう。電波が弱い時は、ネット回線をWi-Fiで飛ばすとか、代替案も含めて考える必要がありますよ。

生活音の漏れ

防音性が低い物件だと、隣の人が電話で話してる声が聞こえたり、自分の生活音が筒抜けになったりするリスクが高いです。壁をコンコン叩いてみたり、耳を当ててみたりして確かめるのもアリです。

気になるなら素直に不動産屋さんに聞いてみましょう。

湿気のたまりやすさ

湿気がこもりやすい部屋は、入った瞬間ムワッとした空気を感じるものです。

排気口や壁紙にカビ・雨漏りの跡がないか確認しましょう。特に窓枠の端っこは湿気がたまりやすいから、しっかりチェックしてみてください。

内見時の設備チェックポイント

内見の時は部屋だけじゃなくて、生活に関わる設備もしっかり確認しましょう。こんなチェックポイントを参考にしてみてください。

駐輪場と駐車場(屋根の有無)

特に都心に住む人なら、駐輪スペースがあるかどうかは超重要。屋根があるかないかで、自転車の保管方法も変わってくるから、しっかり確認しましょう。

実際私も駐車場は満車であることを確認せず、近くの月極に止めることになりました

宅配ボックス

Amazonや楽天みたいなネット通販をよく使う人は、宅配ボックスがあると超便利です。

最近は自分で簡易的な配達ボックスを設置する人もいるから、代替案も含めて検討してみるのがオススメです。

ゴミ置き場

マンションやアパートみたいな集合住宅に住む場合、ゴミ置き場の使い勝手はめっちゃ大事です。

特に24時間出し放題なのか、朝の決まった時間に出さないといけないのかは、生活リズムに直結するから要チェックです。ゴミ出しの日を逃し続けて、部屋がゴミ屋敷になっちゃったらシャレになりません。

内見時の周辺環境のチェックポイント

建物や部屋の雰囲気が良くても、街の雰囲気や利便性が自分に合ってなきゃ、生活は成り立ちません。内見で気に入った部屋があった時は、物件から駅までをブラブラ歩いて、こんなポイントをチェックしてみてください。

チェックポイント説明
飲食店お気に入りの店があると生活の幅が広がる
コンビニやスーパー深夜まで営業している店舗があると便利
役所や学校学校や市役所の充実度と雰囲気をチェック
公園やレジャー施設外でゆっくりできる場所があると便利
郵便受けの種類個人情報保護のためにしっかりチェック
インターホンの種類モニター付きで録画機能があるインターホンは防犯性が高い
街灯の明るさ一度夜に訪れて街灯の明るさをチェック
ベランダ2階でも侵入の可能性があるため、しっかりチェック

飲食店などの充実度

外食が多い人は、どれくらい選択肢があるか確かめる必要があります。

お気に入りの店があると、家以外の居場所ができて、生活の幅が広がります。気になるお店は内見のついでに入ってみるのがオススメ。でも飲食店や娯楽施設の隣だと、夜中までうるさいことがあるから注意してください。

コンビニやスーパー

食事や日用品を買うお店を確認しましょう。特に深夜まで開いてるスーパーがあれば、選択肢がグッと広がります。

また、もし余裕があれば自動販売機の位置も確認しましょう。

役所や学校

子供がいる家庭なら、学校や市役所みたいな公共施設の充実度は絶対条件です。自分たちが馴染めそうな雰囲気かどうか、しっかり確かめましょう。

特に区役所に関しては住民票変更等で利用します、車がないケースだとアクセスが悪いこともあるので、必ず位置を確認しましょう

公園やレジャー施設

近くに公園やレジャー施設があれば、休日の過ごし方も変わってきます。

外でゆっくりできる場所があるとかなり便利でしょう。

郵便受けの種類

郵便受けの中身が簡単に見られないか確認しましょう。郵便物には個人情報がいっぱい詰まってるから、要注意です。

インターホンの種類

インターホンはモニター付きで録画機能があるものが防犯性に優れています。

モニターがない場合でも、のぞき穴やドアロックの機能が充実してるかチェックしてみてください。

街灯の明るさ

駅から家までの道が安全かどうかも確かめておきましょう。

できれば夜にも一度行ってみて、街灯とかで十分明るいか確認するのがベストです。

ベランダorバルコニーの構造

空き巣の被害って、ベランダやバルコニーからの侵入が多いです。

2階でも塀や配管を伝って入られることがあります。過去に被害に遭ってる場合、侵入しやすい構造になってる可能性があるので、しっかり確認が必要です。

内見時に管理会社に聞くべきおすすめの質問

賃貸DIYの教科書 挿入画像

ここまでは自分で確認できるポイントを説明してきたけど、次は不動産屋さんが握ってる情報を聞き出すコツを伝授します。内見の時はなるべく早い段階で確認しておきましょう。

前の入居者の入居期間と退去理由

前の入居者が長く住んでた物件なら、それだけ住み心地が良かった可能性が高いです。

逆にすぐに出ていったなら、何か問題があったのかもしれません。もちろん個人差はあるけど、聞いてみる価値はあります。

空き室になっている期間は?

どれくらい空室になってるかで、人気度が分かります。

しかし見方を変えれば、家賃を安くしたい人にとっては、部屋の条件が多少悪くても、家賃交渉がしやすい物件かもしれません。

そのほかの重要質問リスト

管理会社に対して、下記のようなことを聞くと住み始めてからも安心でしょう。

  1. 管理費や共益費の詳細は?
  2. 何か問題が発生した場合の対応時間や方法は?
  3. 過去に物件で発生した大きなトラブルや修繕履歴は?
  4. 駐車場や駐輪場の利用条件と空き状況は?
  5. ゴミの収集日や分別方法についてのルールは?

賃貸物件の内見まとめ

まず、新しい住まいを決める時に内見は超重要なプロセスです。最初は部屋の中をじっくり見てみよう。日当たりとか洗濯物を干しやすいかとか、自炊に使いやすいキッチンスペースとか、家具をどう配置できるかとか、収納スペースがあるかとか、そういうのって生活の質に直接関わってきます。

それから、水回りの汚れ具合やシャワーの水圧、コンセントやテレビ線の位置なんかも見逃せないポイントです。

また、生活音が漏れていないか、気になる臭いがないか、湿気や建物の歪みなんかも、長く住むことを考えたら無視しないことをおすすめします。

最後に、防犯面でも、鍵やインターホンの種類、建物の造り、街灯の明るさなんかをチェックしておくと安心できでしょう。あなたの家探しに少しでも本記事が役立てば幸いです!

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【本サイトの執筆者・監修者】

武藤 雅則
施工歴20年
大型施設の施工も担当

武藤 雅則

武藤 雅則(むとうまさのり)。1982年生まれ。東京都出身。

高校卒業後、主に賃貸物件の施工を担う会社に就職。大型ショッピングセンターや複合施設など、誰もが知る施設の施工も担当。

現在は株式会社renovyに所属し、主に住居用の賃貸物件に対して"原状回復可能な"施工を手掛ける。

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武藤 雅則
施工歴20年
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武藤 雅則

武藤 雅則。1982年生まれ。東京都出身。

高校卒業後、主に賃貸物件の施工を担う会社に就職。大型ショッピングセンターや複合施設など、誰もが知る施設の施工も担当。

現在は株式会社renovyに所属し、主に住居用の賃貸物件に対して"原状回復可能な"施工を手掛ける。

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