renovy/ガイド/フロアタイルとクッションフロアの違い
Guide — Flooring

フロアタイルとクッションフロア、
どちらを選ぶか。

並べて見ると、似ています。どちらも塩化ビニル素材で、どちらも既存の床の上に施工できる。
けれど、部屋に敷いたあとの見え方と、水をこぼしたときの結果は、はっきり違います。
その違いが、どこから生まれるのかを書きます。

石目柄のフロアタイルを敷いたリビングの床

床は、部屋の中でいちばん面積の大きい「色」であり「素材」です。

Answer — 先に結論

仕上がりの質感を優先するならフロアタイル。費用と耐水性、足あたりのやわらかさを優先するならクッションフロアです。

違いの多くは、構造から説明できます。フロアタイルは硬質のタイルを一枚ずつ並べる床材で、表面に凹凸があり、タイル同士に継ぎ目ができます。クッションフロアは内部にクッション層を持つシートを敷き込む床材で、表面はフラットで、継ぎ目が少なく仕上がります。

この「凹凸と継ぎ目があるか」が、質感の差と耐水性の差を同時に生んでいます。どちらが優れているという話ではなく、部屋ごとに使い分けるのがいちばん失敗のない選び方です。

01At a glance

まず全体像を、1枚の表で。

床材 一番の特徴 主なメリット 主な注意点
フロアタイル 硬質のタイル状床材 石目・モルタル調の質感/耐久性/高級感 継ぎ目があり、水まわりには不向き
クッションフロア やわらかいシート状床材 費用を抑えやすい/耐水性/クッション性 家具跡やへこみが残りやすい

※性能は製品や施工条件によって異なります。ここに書いているのは、それぞれの素材の一般的な傾向です。

01 — Floor Tile

質感と高級感を重視するなら

フロアタイル

仕上がりの質を、最も高く。

価格は商品によって異なります

白い石目調のフロアタイルを敷いた寝室の床

タイル状・板状に成形された硬質の床材です。表面には石目の凹凸や光沢感が施されており、光の当たり方で陰影が出ます。一枚ずつ並べて施工するため、石材に近い質感の仕上がりをつくれます。

フロアタイルのメリット・デメリット

メリット

  • 石目やモルタルの質感をリアルに表現できる
  • 光沢の強い大理石調を選べる
  • 硬く、傷や摩耗に強い
  • 家具跡が残りにくい
  • 施工方法によっては部分交換ができる

デメリット

  • 費用はクッションフロアより高くなる
  • タイル同士の継ぎ目から水が入り込むことがある
  • 硬いため、足あたりや落下音が出やすい
  • 下地の凹凸が仕上がりに影響しやすい
こんな方に
  • ホテルライクな質感を求めたい
  • 傷や家具跡を残したくない
  • 光沢のある大理石調の床にしたい
  • リビングや寝室の印象を大きく変えたい
02 — Cushion Floor

費用と耐水性を重視するなら

クッションフロア

手が届く価格で、水にも強い。

14,800円〜/畳(税込)

モルタル調のクッションフロアを敷いたリビングの床

シート状の床材で、内部にクッション層を持つため、名前のとおり足あたりがやわらかく、表面は水を弾きます。ロール状のシートを部屋の形に合わせて敷き込むので、継ぎ目が少なく仕上がるのも特徴です。

クッションフロアのメリット・デメリット

メリット

  • renovyの床材で最もコストを抑えやすい
  • 継ぎ目が少なく、水が下に入りにくい
  • 水や汚れを拭き取りやすい
  • クッション性があり、足あたりがやわらかい
  • ペット対応や消臭、抗菌などの機能性商品がある

デメリット

  • 表面はフラットで、立体的な質感は出しにくい
  • 家具の重みでへこみや跡が残ることがある
  • 鋭いものを引きずると破れることがある
  • 部分的な補修では跡が目立ちやすい
こんな方に
  • できるだけ費用を抑えたい
  • キッチンや洗面所、トイレに使いたい
  • 柔らかさや歩きやすさを重視したい
  • ペットが滑りにくい床にしたい
02Comparison

9項目で、細かく比較する。

比較項目フロアタイルクッションフロア
質感・素材感
高級感
光沢の表現
費用の抑えやすさ
耐水性継ぎ目から入る
クッション性
家具跡の残りにくさ
部分交換施工方法による原則不可
ペットとの相性継ぎ目に注意ペット対応品なら◎

◎ 特に優れている ○ 十分な性能 △ やや劣る − 非対応

※2種類を相対的に比べた評価です。絶対的な性能値ではありません。
※同じ床材でも製品グレードによって差があります。実際の選定時は製品仕様をご確認ください。

誤解されやすいのは、「耐水性が高い」=「水が床下に入らない」ではないということです。
フロアタイルもクッションフロアも、素材そのものは水に強い床材です。ただし床は一枚の板ではなく、継ぎ目と、壁との取り合いがあります。水がそこから入れば、床材が無事でも下地は傷みます。洗面所やトイレでは、素材の耐水性だけでなく、継ぎ目をどう処理するかまで確認してください。
03Texture

質感の差は、どこから出るのか。

床は、部屋の印象を大きく左右する「面」です。同じ石目でも、フロアタイルは表面の凹凸とタイル一枚ごとの境界によって、素材らしい奥行きが出ます。クッションフロアはフラットな仕上がりで、質感よりも使いやすさとコストのバランスを取った床材です。

光沢のある大理石調フロアタイルの床
フロアタイル|光沢のある大理石調 鏡面に近い光沢や、石材らしい奥行きまで求める場合は、フロアタイルが第一候補になります。
モルタル調のクッションフロア Silta Ease(シルタイーズ)を敷いた床
クッションフロア|モルタル調 フラットな仕上がり。落ち着いた色を選べば、面としての静けさは十分に出せます。
小さなサンプルだけでは、部屋全体に敷いたときの印象は分かりません。
面積が変われば、色の見え方も、光の反射も変わります。判断は、できるだけ広い面で。
04Water resistance

耐水性の違い。

クッションフロアは、表面に水が染み込みにくく、シート状なので継ぎ目を少なくできます。水や汚れを拭き取りやすく、キッチン、洗面所、トイレに向いています。

フロアタイルは、タイル自体は水に強い床材です。ただし一枚ずつ並べるため、タイル同士に継ぎ目ができます。大量の水や、長時間放置した水は、その継ぎ目から下に入り込む可能性があります。

水を使う頻度が高い場所ならクッションフロア、質感を優先する場所ならフロアタイル。
場所ごとに使い分けるのが、いちばん失敗のない選び方です。
For pets

ペットと暮らす部屋なら。

滑りにくさとお手入れのしやすさで選ぶなら、ペット対応のクッションフロアです。滑りにくい表面加工が施され、足腰への負担を抑えやすく、粗相や食べこぼしも拭き取れます。消臭・抗菌機能を備えた商品もあります。

フロアタイルは、ペットと暮らす部屋にはおすすめしていません。粗相をした際にタイルの継ぎ目から液体が入り込み、既存の床を傷めてしまうことがあるためです。

※「クッションフロアならすべて滑りにくい」わけではありません。表面がつるつるした商品もあるため、必ずペット対応品から選んでください。

ペットと暮らす床の選び方
05Room by room

部屋別のおすすめ。

場所おすすめ理由
リビングフロアタイル質感や高級感を出しやすい
寝室フロアタイル落ち着いた質感で、静けさのある空間をつくりやすい
キッチンどちらも可能汚れの拭き取りやすさならクッションフロア、質感ならフロアタイル
洗面所・トイレクッションフロア継ぎ目が少なく水まわりに使いやすい
玄関・廊下フロアタイル石目などの質感を活かしやすい
ペットの部屋ペット対応クッションフロア滑りにくさとお手入れのしやすさ
ホテルライクな部屋フロアタイル光沢や石材らしい高級感を出せる

※部屋ごとに床材を変えるのは、まったく珍しいことではありません。用途が違うのだから、床が違ってよいのです。

06Your choice

結局、どちらを選べばいいか。

ここまでの比較を、6行にまとめます。迷ったときは、この中でいちばん強くうなずいた行を選んでください。

質感や高級感を重視 フロアタイル
光沢のある大理石調にしたい フロアタイル
傷んだ部分だけ交換したい フロアタイル
費用を抑えたい クッションフロア
水まわりに使いたい クッションフロア
ペットの滑りにくさを優先したい ペット対応クッションフロア
取扱商品を見る
07FAQ

よくある質問。

フロアタイルは水に弱いですか。
タイル自体は水に強いですが、一枚ずつ並べるためタイル同士に継ぎ目ができます。大量の水や長時間放置した水は継ぎ目から下地に入り込む可能性があるため、こぼした水は早めに拭き取ってください。水まわりにはクッションフロアをおすすめしています。
クッションフロアは安っぽく見えますか。
商品の選び方によって印象が変わります。表面の立体感ではフロアタイルが優位ですが、色の選び方や家具との組み合わせ次第で落ち着いた空間にできます。床と壁紙の組み合わせ方もあわせてご覧ください。
ペットにはどちらがおすすめですか。
滑りにくさを重視する場合はペット対応のクッションフロアがおすすめです。フロアタイルは粗相の際に継ぎ目から液体が入り込むことがあるため、ペットのいる部屋にはおすすめしていません。ペットと暮らす、床の選び方で詳しく比較しています。
フロアタイルは部分交換できますか。
一枚ずつ施工するため、施工方法によっては傷んだ部分だけを交換できます。予備のタイルを保管しておくと、同じ商品で補修しやすくなります。クッションフロアは一枚のシートで敷き込むため、部分補修では跡が目立ちやすくなります。
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床材は、小さなサンプルだけでは、部屋全体に敷いたときの印象が分かりにくいもの。renovyでは、実際のお部屋の写真を使って、フロアタイルやクッションフロアに変えたあとのイメージを無料でおつくりします。まだ施工するか決めていなくても構いません。

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